■概要
サスペンションは従来と同様の形式として、スプリング・ショックアブソーバ・スタビライザー等各構成部品を見直して、操縦性・安定性の更なる向上をはかりました。
■機構説明
□サスペンション全般
1.フロントサスペンション
- 基本的に従来と同様、全車アッパートーションバースプリングを使用したダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、トーションバースプリング。スタビライザーのばね定数およびショックアブソーバの減衰力の最適化をはかりました。
- ワゴン4WD車(SWを除く)のロワアームブッシュおよびスタビライザーを変更しました。
- バン4WD車(ワゴンSWを含む)のスタビライザー形状を一部変更しました。
2.リヤサスペンション
- 基本的に従来と同様、全車コイルスプリングを使用したラテラルコントロールロッド付きの4リンク式サスペンションを採用し、コイルスプリング・ショックアブソーバの減衰力の最適化およびスタビライザーを追加(ワゴンSWおよびバンを除く)しました。
□フロントサスペンション
1.ロワアームブッシュ
- ワゴン4WD車(SWを除く)のロワアームブッシュにインターリング付きゴムブッシュを採用し、優れた走行安定性および乗り心地を実現しました。
2.フロントスタビライザー(SWを除くワゴン4WD車)
- フロントスタビライザーの取り付け位置をロワアームからアッパーアームに変更するとともに、ボールジョイント式のスタビライザーリンクを採用し、ロール初期の姿勢変化の低減をはかりました。
3.フロントスタビライザー(ワゴン4WD車のSW、バン4WD車)
- フロントスタビライザーのロワアーム側締め付け部形状を変更し、剛性感を向上しました。
□リヤサスペンション
1.アッパーコントロールアームブッシュ
- アッパーコントロールアームは、ブッシュを直接アーム部に圧入するタイプから内外筒接着式のブッシュに変更して、操縦安定性と乗り心地を、高い次元での両立をはかりました。(SWを除くワゴン系)
2.アッパーコントロールアームブラケット
- 4WD車のリヤアクスルアッパーコントロールブラケットの形状を変更して、コーナーリング時の安定性に配慮しました。
3.スタビライザー
- ワゴン(SWを除く)にスタビライザーを設定しました。
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