1998/12のマイナーチェンジによりイルミネーテッドエントリーシステムの変更とランプオートカットシステムが追加になりました。この2点についてMLで話題になっていましたので取り上げておきます。

【イルミネーテッドエントリーシステム】

• 従来と同様、イルミネーテッドエントリーシステムをワゴン全車（除くSW、LD）に標準設定しました。
• システムの制御を行う回路を、従来のトータルモジュールコンピュータ内蔵からインテグレーションリレー内蔵に変更し、インストルメントパネル運転席側下部のインストルメントパネルジャンクションブロックに取り付けました。
• イルミネーテッドエントリーシステム作動時における点灯箇所を、従来のイグニッションキー穴照明に加え、新たにフロントルームランプ・ドームランプ・ラゲッジルームランプ・ステップランプ・フロントカーテシランプとすることにより、使用性の向上をはかりました。なお、運転席および助手席ドアの開閉動作に連動して、フロントルームランプ・フロントカーテシランプ・イグニッションキー穴照明が、スライドドアおよびバックドアの開閉動作に連動して、ドームランプ・ラゲッジルームランプ・ステップランプが点灯および消灯などを行います。
• イルミネーテッドエントリーシステム作動によるランプ点灯中に、連動するドアをロックまたはイグニッションスイッチをACCにした場合または、イグニッションスイッチがOFFでドアを開けた状態が20分間継続した場合には、点灯中のランプが消灯するシステムとするとともに、イルミネーテッドエントリーシステム作動時における点灯時間を従来の約5秒から約15秒に変更し、使用性の向上をはかりました。

【機能一覧】

イグニッションスイッチOFFで運転席または助手席のドアを開けた状態から閉めたとき。

イグニッションスイッチOFFでスライドドアまたはバックドアを開けた状態から閉めたとき。

イグニッションスイッチ（ACCまたはIG）ONでいずれかのドアを開けた状態から閉めたとき。

イグニッションスイッチ（ACCまたはIG）OFFで各ランプがタイマーにて点灯中の状態から、イグニッションスイッチ（ACCまたはIG）をONにしたとき。

すべてのドアが閉めてあり、すべてのドアがロックしている状態から、トランスミッターによりドアアンロックしたとき。

イグニッションスイッチ（ACCまたはIG）OFFで各ランプがタイマーにて点灯中の状態から、全席ドアをロックしたとき。

イグニッションスイッチOFFでいずれかのドアが開いた状態で20分経過したとき。

イグニッションスイッチのON/OFFに関係なく、いずれかのドアを開けたとき。

*1：フロントカーテシランプ・フロントルームランプ・イグニッションキー穴照明
*2：ドームランプ・ラゲッジルームランプ・ステップランプ

【ランプオートカットシステム】

• ヘッドランプおよびテールランプの消し忘れを防止するランプオートカットシステムを採用し、ワゴン全車（除くSW、LD）に標準設定しました。
• システムの制御を行う回路をインテグレーションリレーに内蔵し、インストルメントパネル運転席側下部のインストルメントパネルジャンクションブロックに取り付けました。

【機能】

• イグニッションスイッチおよびライトコントロールスイッチ（ヘッドまたはテール）がONの状態から、イグニッションスイッチをOFFし、運転席のドアを開く（運転席カーテシスイッチON）と、ヘッドランプおよびテールランプは自動的に消灯します。また、イグニッションスイッチがONの状態から、運転席のドアを開いて（運転席カーテシスイッチON）イグニッションスイッチをOFFしても、ヘッドランプおよびテールランプは自動的に消灯します。